April 10, 2008

SpringSource Application Suite Enterprise Edition

L.A.にお住まいの方から日本Springユーザ会のMLに情報提供の投稿がありました。
SpringSource主催のトレーニングコースに参加した際に得た情報だそうです。

http://groups.google.co.jp/group/jsug/browse_thread/thread/98e78742e3bffdb6?hl=ja

この中で私の興味を引いたのは、SpringSource Application Suite Enterprise Edition に関する情報です。

  • 今月末頃に Tomcat + Spring をベースにしたアプリケーションサーバをリリース。クローズドなコードが含まれている。
  • 商用と GPL のデュアルライセンス
  • 商用ライセンスはサブクリプションベースのサポート付き
・・・クローズドなコードを含んだものって GPL で公開できましたっけ?

SpringSource社がCovalent社を買収したときに、こういう展開になるのではないかという声はありました。

Hibernate.org のブログエントリを読むと、JBoss 対 Spring という構図がより明確になっています。
http://blog.hibernate.org/Bloggers/SpringSourcesStrategy
ここでは Tomcat + Spring には機能が足りないことに言及していますが、Rod Johnson は、そういう観点で勝負する気は無いでしょう。

このMLの投稿でも「JBossの対抗馬」とされていますが、真っ向対立したいのであればJavaEE完全準拠のアプリケーションサーバを作ると思います。

Tomcat + Spring は今でも十分に支持されています。Rod Johnsonが考えているのは、今までの Tomcat + Spring というアプローチの延長線上のアーキテクチャでしょう。今の SpringSource社は VC から資金調達しているので利益を出さなければならないという事情があるようですが、この Tomcat + Spring スタイルでオフィシャルにサポート提供するのなら顧客は獲得できるのではないでしょうか。

今まで、Glassfish でもなく JBoss でもなく、Tomcat + Spring を選択してきたユーザには大歓迎ですね。

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