April 18, 2008

MySQL、新機能追加は有償版の「MySQL Enterprise」だけを対象に

MySQL、新機能追加は有償版の「MySQL Enterprise」だけを対象に
http://www.technobahn.com/news/2008/200804172000.html
「MySQLは16日、米カリフォルニア州サンタクララで開催中のMySQLコンファレンスの席上で今後の新機能追加は有償版の「MySQL Enterprise」だけを対象としていく方針を明らかにした。」
「無償版の「MySQL Community Server」の提供は今後も継続されるが、無償版と有償版の開発は完全に切り離されることとなり、無償版と有償版の2つのMySQLはまったく別々の進化を遂げることとなる見通しだ。」

 ※technobahn のサイトが落ちているようなので、Google のキャッシュをご利用下さい。


Sun Microsystems の恐るべき愚行と言えます。
このニュースは、いったいどれだけの OSS 支持者を失望させ、どれだけの OSS 支持者の反感を買うのでしょうか?

今日六本木ミッドタウンで行われていた Sun Business .Next 2008 や G.W.明けの S.F.で行われる JavaOne 2008 で、オープンソース団体による抗議デモが行われても不思議ではないぐらいです。

今回発表されたこの方針に変更が無い限り、MySQL を離れるユーザは増加の一途をたどることでしょう。


こうだったはずなのに・・・

http://japan.cnet.com/news/ent/story/0,2000056022,20371630,00.htm
「Sunは、次バージョンMySQLの「ファイナルに近い」ビルドを公開するとともに、1月に10億ドルで買収した同オープンソースデータベース企業の文化を変更しないことを約束した。」

http://japan.cnet.com/news/ent/story/0,2000056022,20371536,00.htm
「Sun MicrosystemsがMySQLを10億ドルで買収した際に浮上した最大の問題は、両社の明白な文化的衝突だろう。長年、クローズドソース企業としてやってきたSunがオープンソース企業のMySQLを買収したことで、オープンソースコミュニティーの一部から、今後の成り行きを懸念する声が上がった。しかし、Sunは米国時間4月15日、買収をめぐるあらゆる疑問を払拭すべく、1月に買収が完了して以来、初となる大規模なMySQL開発者向けの集会MySQL Conference & Expoで、両社の相思相愛ぶりを演出した。」

GoogleAppsとSalesForcecomの提携

日本国内でも発表されましたね。

Salesforce for Google Apps
http://www.salesforce.com/jp/googleapps/?d=70130000000Dsim

プレスリリース
http://www.salesforce.com/jp/company/news-press/press-releases/2008/04/080417.jsp


SalesForce.com は来週に国内イベントを控えていることもあり、米国から幹部が来日して日本でも記者会見が行われました。

「Salesforce+Google Apps」の統合、日本で初のデモ (@IT)
http://www.atmarkit.co.jp/news/200804/17/sf.html

グーグルとセールスフォースが提携--その狙いと勝算 (CNET Japan)
http://japan.cnet.com/column/pers/story/0,2000055923,20371533,00.htm

「グーグルと“ソフトの終焉”に寄与」(ITpro)
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20080417/299412/

「グーグルと我々は同じビジョンを共有している。それはソフトウエアの終焉をもたらしたいということだ」は、
正直に「グーグルと我々は同じビジョンを共有している。それはMSの終焉をもたらしたいということだ」と言えばいいのに(笑)


大本営発表では「『ソフトウェアの終焉』が始まった」「ユーザーのSAP、オラクル、マイクロソフトへの依存が終わる」等、なかなか刺激的な言葉が並んでいますが・・・

今回の提携が Google Apps のシェアを一気に伸ばしたり、SaaS というサービス形態が一気に認知され普及するほどのインパクトを持つとは考えにくいです。
現実には既存の SalesForce ユーザの一部が恩恵を受けるのと、SaaS CRM 製品の導入を検討している新規のユーザにとって、SalesForce.com と競合する他社の Saas CRM 製品に対して多少のアドバンテージができる程度のものでしょう。今回の提携によって実現する機能は SalesForce を利用しないユーザにとって全く関係ありませんし、SalesForce を利用するユーザでもメールやオフィス等を Google Apps へ移行しないとメリットがありませんから。

とはいえ今回の提携は、SaaS アプリケーションのマッシュアップという、1つの事例を作ったと言えるでしょう。


「GoogleとSalesforceの提携は長続きしない」ZohoのCEOがコメント (INTERNET WATCH)
http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2008/04/15/19219.html

まあ、これはライバル企業の発言なのでそれを勘案しておく必要がありますが・・・(^^;
Zoho としては何かコメントをしないで指をくわえているだけというワケにはいかない・・・という理由だけで出てきたコメントでしょう。


刺激的な言葉で満たされた大本営発表に、対抗しなければならないという理由だけで出てくるライバル企業のポーズ的な発言。
こういったやり方はとてもアメリカ的で、日本文化とは異質なモノを感じざるを得ません。日本の市場にしっかり根を下ろしたいのなら、それなりのマーケティング/プロモーションをしないと外資系ベンダの日本でのシェア拡大は難しいかもしれませんね。

April 14, 2008

iGoogle Art Cafe へ行ってきました



六本木ヒルズにて昨日から、4/24まで13日間限定オープンの iGoogle Art Cafe

iGoogle Art Cafe が期間限定で六本木ヒルズにオープン!
http://googlejapan.blogspot.com/2008/04/igoogle-art-cafe_12.html

早速行ってみました。

最近、Google のパーソナライズドホームページである iGoogle が、Airside、リリー・フランキー、日比野 克彦、隈 研吾、手塚プロダクション等国内のグラフィックデザイナーとのコラボレーションで各種テーマをリリースしていました。

アーティスト iGoogle
http://www.google.co.jp/intl/ja/help/ig/artist2008/nigo.html

このカフェはその iGoogle のコンセプトカフェです。

店内はゆったりとしたスペース。



各アーティストの作品やゆかりの品を展示するコーナーが壁面にあります。



PC 設置の席が半分、そうでない席でも無料で PC を貸し出してくれます。
ネットカフェ代わりにも使えそうですね。

店内の PC で自分の Google アカウントにログインし、iGoogle をコラボレーションアーティストのテーマに設定してそれを店内スタッフに見せるともれなく Google グッズがもらえます。



これら、T シャツ、ブックカバー、ミラー等のいずれかがもらえます。

私は、以前に某展示会でブックカバーはもらっているのでT シャツが欲しかったのですが、残念ながら当たったのはオリジナルミラーでした。






「シェフおまかせランチ」を頼んでみました。

ファミレスでも出てきそうな、ごく普通のグラタンです (^^;





デザートのワッフルとコーヒーが付いて¥1,100 なのでまぁまぁでしょうか。

こちらは Google 特製ランチ「Couleur de Google (クルール・ドゥ・グーグル)」。



一緒に行った方が注文しました。
お皿に、ココアパウダーで「iGoogle Art Cafe」と書いてあります。
ピラフは、いかにも冷凍ピラフをレンジでチンしたものだったそうで・・・(^^;

フード類は特に良くも悪くもないという感じです。
Google オフィシャルブログで紹介されている変な色のデザートやドリンクを頼んだ方が話のタネにはなりそうですね(笑)


iGoogle Art Cafe が期間限定で六本木ヒルズにオープン!
http://googlejapan.blogspot.com/2008/04/igoogle-art-cafe_12.html