日本国内でも発表されましたね。
Salesforce for Google Apps
http://www.salesforce.com/jp/googleapps/?d=70130000000Dsim
プレスリリース
http://www.salesforce.com/jp/company/news-press/press-releases/2008/04/080417.jsp
SalesForce.com は来週に国内イベントを控えていることもあり、米国から幹部が来日して日本でも記者会見が行われました。
「Salesforce+Google Apps」の統合、日本で初のデモ (@IT)
http://www.atmarkit.co.jp/news/200804/17/sf.html
グーグルとセールスフォースが提携--その狙いと勝算 (CNET Japan)
http://japan.cnet.com/column/pers/story/0,2000055923,20371533,00.htm
「グーグルと“ソフトの終焉”に寄与」(ITpro)
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20080417/299412/
「グーグルと我々は同じビジョンを共有している。それはソフトウエアの終焉をもたらしたいということだ」は、
正直に「グーグルと我々は同じビジョンを共有している。それはMSの終焉をもたらしたいということだ」と言えばいいのに(笑)
大本営発表では「『ソフトウェアの終焉』が始まった」「ユーザーのSAP、オラクル、マイクロソフトへの依存が終わる」等、なかなか刺激的な言葉が並んでいますが・・・
今回の提携が Google Apps のシェアを一気に伸ばしたり、SaaS というサービス形態が一気に認知され普及するほどのインパクトを持つとは考えにくいです。
現実には既存の SalesForce ユーザの一部が恩恵を受けるのと、SaaS CRM 製品の導入を検討している新規のユーザにとって、SalesForce.com と競合する他社の Saas CRM 製品に対して多少のアドバンテージができる程度のものでしょう。今回の提携によって実現する機能は SalesForce を利用しないユーザにとって全く関係ありませんし、SalesForce を利用するユーザでもメールやオフィス等を Google Apps へ移行しないとメリットがありませんから。
とはいえ今回の提携は、SaaS アプリケーションのマッシュアップという、1つの事例を作ったと言えるでしょう。
「GoogleとSalesforceの提携は長続きしない」ZohoのCEOがコメント (INTERNET WATCH)
http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2008/04/15/19219.html
まあ、これはライバル企業の発言なのでそれを勘案しておく必要がありますが・・・(^^;
Zoho としては何かコメントをしないで指をくわえているだけというワケにはいかない・・・という理由だけで出てきたコメントでしょう。
刺激的な言葉で満たされた大本営発表に、対抗しなければならないという理由だけで出てくるライバル企業のポーズ的な発言。
こういったやり方はとてもアメリカ的で、日本文化とは異質なモノを感じざるを得ません。日本の市場にしっかり根を下ろしたいのなら、それなりのマーケティング/プロモーションをしないと外資系ベンダの日本でのシェア拡大は難しいかもしれませんね。
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