April 8, 2008

Spring Framework 2.5.3 リリースされました

Spring Framework 2.5.3 がリリースされました。

http://www.springframework.org/node/622

すべての2.5.xユーザにアップグレードが推奨されています。

主な変更点はこんな感じです。

  • @Autowiredアノテーション、@Requiredアノテーションの動作の変更。
  • @Autowiredアノテーションが付けられたメソッドがサブクラスでオーバーライドされているとき、@Autowiredアノテーションの動作はオーバーライドされたメソッドには継承されないように変更になった。(2.5.2までは、@Autowiredアノテーションがついたメソッドがサブクラスでオーバーライドされた場合は、サブクラスのオーバーライドされたメソッドにも暗黙的に@Autowiredアノテーションがついていることになっていた)
  • @Requiredアノテーションは、XMLでのBean定義をしなくても@Autowiredアノテーションと組み合わせて利用できるようになった。
  • @Controllerアノテーションが付いたBeanがデフォルトで検索されるようになった
  • <jee:...要素を使ったjndiルックアップはresource-ref="true"がデフォルトになった
  • JMSセッションとプロデューサプーリング用の新しいCachingConnectionFactoryクラス
  • DB2/390とDB2/400のための新しいDB2MainframeSequenceMaxValueIncrementerクラス
  • リファレンスドキュメントがJSF1.2、Struts2.0対応になった
  • PropertyPlaceholderConfigurerで、${db.${environment}}のようにネストしたプレイスホルダーキーをサポート
  • その他

詳細はChangelogを参照してください。
http://static.springframework.org/spring/docs/2.5.x/changelog.txt


すべての2.5.xユーザにアップグレードを推奨すると言ってますが・・・。メソッドがオーバーライドされたときの@Autowiredアノテーションの振る舞いの変更は、ソースコードの修正が発生しそうですね。setterをオーバーライドすることはあまり無さそうですが、コンストラクタインジェクションを使っている場合はオーバーライドしているケースが結構多いのではないでしょうか?

@Requiredアノテーションについては、2.5.2 までは@Requiredアノテーションを使う場合はXMLでのBean定義が必須でしたが、2.5.3 では@Autowiredアノテーションと組み合わせて利用できるようになったのが便利ですね。
・・・まぁ、@Autowired(required=true) とあまり変わりませんが・・・

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