Salesforce.comが、米サンフランシスコで開催中のDreamforceで、様々な新サービスを発表しました。
- Force.comアプリを外部公開サイトにできるForce.com Sites
- Force.comアプリでGoogle Visualizationを利用できる
- Force.comアプリのAmazon EC2/S3対応
- Force.comアプリからFaceBook APIを利用できる
各機能の解説は各種ニュースサイトにお任せするとして・・・
この中で私が注目するのは「Force.com Sites」です。
http://developer.force.com/sites
単なる外部公開するWebアプリケーションPaaSプラットフォームとして強力なGoogle App Engine対抗となり得るばかりか、独自ドメインも使えるようですし、SFDCがこれまで提供してきたCRM等と連携して、アンケートやお問い合わせ・サポートなど、マーケティングツールとして幅広く使えそうですね。
Google App Engineで同じことをやろうとしたら自分で作り込まなくてはならない部分があまりにも多すぎます。
SaaSベースのCRMを提供している他ベンダー(OracleやSugarCRMなど)が同じことをやろうとしてもまた、自分で作り込まなくてはならない部分があまりにも多すぎます。
この機能はまだDreamforce参加者限定のプレビュー版ということですが、この機能を使うにはライセンス料がそれほど安くはなさそう・・・と予測しますが・・・。
それから、Amazon EC2/S3対応。
http://wiki.apexdevnet.com/index.php/Amazon_Toolkit
つい先日のエントリーで、オープン性・互換性についての懸念を書いたばかりですが、SFDCはちゃんと対応を考えていました。
まだチュートリアルをちゃんと見ていませんが・・・
Force.comで作成したアプリをAMIにしてAmazon VM上で動作させることができるのかな?
私は、ユーザがクラウドコンピューティングへの抵抗を感じるポイントとして、セキュリティ面の他に互換性の問題があると思います。
クラウドコンピューティングプロバイダのサービス廃止は、フェイルオーバー、サービス障害、プロプライエタリ技術による囲い込み以上に大きな問題です。ユーザは、SFDCのアプリを使えば使うほど、「これが無くなったらどうしよう?」と思いますから。
作成したアプリが、SFDCのクラウド上でも、Amazonのクラウド上でも動作できるならば、ユーザにとって大きなメリットになるでしょう。
ストレージとしてS3が使えるのも大歓迎です。
Facebook連携は・・・
日本国内ユーザはあまり多くないのでまぁいいでしょう(笑)
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